遂に神社まで消えました

つい最近まで、ここに朱色の鳥居があったんです。
私が子供の頃から…いや、450年ぐらい前からあったんです。
さきほど前を通ったら鳥居がないんです。
鳥居だけではなくて神社がまるごと消えていました。

保育園児の頃にこの神社の神輿の山車(だし)の上で太鼓を叩かされると目立つのと騒々しいのが大嫌いな私は泣いたそうです。
それはともかくも絶対になくならない物…太平洋戦争中には敵国のアメリカ軍ですら油脂焼夷弾を投下するのを避けたという神社、仏閣までなくなってしまったんですね。
また高級マンションを建てて都内にギュウギュウと人間を詰め込むのでしょうか。
不況の煽りで新卒社員の内定取り消しまで始める不動産会社もニュースになりました。
不動産会社やゼネコンの都合で考えるならば、とにかく何でもいいから古い建物をぶっ壊して新しいのを建て続けないと倒産してしまうのでしょう。

神社のホームページを見ると新たに横文字がならんだ違うモノができるみたいですが、それは私の頭の中にある神社とは全く別物のようです。

http://www.akagijinja.or.jp/

ふるさとは遠きにありて想うもの…と言いますけれど生まれてからずっとふるさとに住んでいると、ふるさとなんかなくなってしまいます。