高校3年生の修学旅行の時に旅館で枕投げに飽きた頃、隠し芸の催眠術を披露したことがあります。
藤本正雄さんが書いた光文社の「催眠術入門」という本を読んだだけなんですがクラスメートを兎さんに変えたりピアニストにしてみたりしました。
大昔のことです。
催眠術にはかかり易い人と、かかりにくい人がいます。
最初に「子供は催眠術にかからないんだよ」(嘘です)と相手の自尊心に訴えかける所から既に催眠術が始まっています。
施術者を紹介する際に「この方は○○大学の有名な精神科の博士で…」(嘘です)と事前に言ったりすることもあります。
(威光暗示効果)
私が使ったのは催眠術の初歩の初歩でした。
観念運動というのは当たり前のことが当たり前に起きているのに、さも私が指示した通りに体が動いているかのように被術者は騙されて術にはまってしまいます。
最も高度な催眠術は驚愕催眠法で相手を驚かせて心に隙ができた瞬間に術にはめるんですが、そんな高度なのは私にはできませんでした。
高校生が、たかが入門書を読んだだけです。
で、いかにも犯罪に使えそうなのは後催眠で事前に特定のキーワードを聞くと…
いやいや、催眠術の話ではなくて、てな感じに人間はいかにも簡単に騙されるんです。
それが恐ろしくなって人を疑って疑って疑い抜くようになっちゃったのかなぁ。
あんな本、買うんじゃなかったなぁ。
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